先日、お客様からiphone6を使ったテザリングの接続が出来ないとの相談を受けました。
「テザリングの設定くらい出来ますよ。」
とデザイン屋の僕が簡単に返事をしたものの、中々に接続が出来なかったので、その時の対処法をまとめておきます。
何が原因か?
まず、お客様が「出来ない」とおっしゃっていたのは、多少の知識があり、自分なりにネットなどで接続方法を調べ、その手順で行ったた上で繋がらないとの事でした。
今回テザリングをするのはiphone6、接続するPCはhpのミニPCでOSはwin8です。
iphone側での設定は ソフトバンクでのテザリング設定のページにて確認済み。
症状
windows8の「ネットワーク」の設定(画面右下のメニューバーの電波のマーク)から接続したい「iphone」は見える。
「接続」を押すと、windows側は「接続しています」とクルクル読み込み、iphone側は画面上にチラッチラッと青いステータスバーが見え隠れを繰り返す。
しばらく待機するとwindows側で「接続できません」とのメッセージが出る。
基本的な3つの確認事項
- テザリングオプションの加入は確認している。
- 月額のパケット制限速度規制もかかっていない。
- 他の人のiphoneでは出来るのに、自分のiphone6だけが出来ない。なので自分のiphoneの問題と言うのは察しがついている。
ここまでは確認した方、あと2つ確認してみてください。
iphone6のアンテナを正しく使う
ケースにアルミフレームを使っている、携帯をデコっている方は一度外して接続をしてみてください。
iphone6のアンテナ部はこの裏面のシールみたいな線です。
上がWi-Fi用、下が通話用のアンテナですので、特にWi-Fi側にアルミフレームや金属のデコレーションがある場合、電波に干渉し接続速度が遅くなったりする事がある様です。
Wi-Fiから識別出来る名前をつける
今回、これで解決できました。
iphoneをWi-Fiで使用する場合、Windowsから接続する時にWi-Fiスポットの名前が表示あされ、そこから目的のものを選択すると思います。
テザリングの場合は「●●のiphone」みたいな感じで見えるアレです。
自分の名前に変更されている方はいいのですが、デフォルト設定のままの場合や、わかりやすくする為に、「iphone」と言うどこにでもある名前であった場合、Wi-Fiスポットとして認識が出来ない様です。
iphoneユーザーが増え、テザリングも周知され、近くに同じ名前のWi-Fiスポット(SSID)が同じものがあった場合、接続する側から識別できにくくなり接続ができない事がある様です。
今回、お客様のiphoneの名前は「iphone」で、名前を変えたら無事接続ができました。
まとめ
今回この原因にたどり着くまでは中々大変でした。
実はお客様担当者さんと社長さん、どちらのiphoneでも接続が出来ないと相談をもらっており、キャリアもsoftbankとdocomoと言う事でしたので、初めはwindows側の設定かと思っていました。
しかし、試しに僕のiphone(名前はuserのiphone)では接続できたので、やはりiphone側の設定か?と思って調べていたのですが、iphoneの接続の設定などは問題はありませんでした。
いろいろと調べてる中で、Wi-FiのSSIDが同じだと混線する事があると言う記事を目にし、そういえば、担当者さんも社長さんも接続する時に見える名前が「iphone」だったと言う名前だったのに気づき、この原因にたどり着き、何とか解決する事ができました。
この記事がお役に立てれば光栄です。